一年程前に祖母が亡くなって葬儀を行ったのですが、祖母は年齢が93歳だったことから、友達や近しい人とのお付き合いもなく家族だけで葬儀を行うことにしたのです。


簡単な葬儀で済ませたいと考えていたので、密葬に近い形式の葬式を望んだのですが、密葬となると、本当に遺体を火葬場に運んで焼いて終了という簡単なものだということを聞かされたのです。



祖母は生前からお墓も準備してありましたし、決まった宗派もあったので住職にお経をあげてもらうのは当たり前だと思っていた家族は驚きを隠せませんでした。

住職にお願いしてお経をあげてもらうとなると、それなりの祭壇を用意しなくてはならないので、結局家族葬ということになり、いろいろなことを決めていくことになったのです。



祭壇の大きさはもちろん、お花をどれくらい飾るか、親族はどれくらい呼ぶのかなど規模は小さいけれど、普通の葬式と同じように決めることがありました。ですから、結局家族以外にも今では付き合いがほとんどない親戚の方にも声をかけ、返礼品などを行うことになったのです。



家族だけで見送る予定でしたので、家族はお返しも必要ないし、食事も家に帰ってから簡単に済ませればよいと考えていた両親も思わぬ出費に困惑していたのを覚えています。

でも、亡くなった人を見送るということは、やはりきちんとした形で悔いのないように送りたいと考えることが強いので、結局は家族葬という名の小さなお葬式を行って祖母を見送ることにしたのです。現代は、少子化も進み家族葬が多く注目されていますが、簡単に済ませられると思っていたのは間違えで、すべてがコンパクトになったお葬式だと認識したのです。